畑から~土壌と作業

サクランボは一番手のかかる果実と云われています。

  • ☆一番大事なのは土壌

    当農園はサクランボに何より適しているとされる『黒野漠』という土壌。
    山形広しと云えども、黒野漠の土壌でサクランボを作っている農家は一握りです。
    土壌のために除草剤も撒かず、伸びては草刈りをしています。
    去年の収穫時に畑にバイクに跨った方がいらして、
    その方は畑の端に草刈り前に生えていた『ハコベ』という雑草を譲ってほしいとのこと。
    あちこちにある畑を廻ったが何処も除草剤を散布されていて雑草が生えていないそうです。
    何でもハコベは飼っているペットの餌になるとかで、バイクを駆り探し回っているそうです。
    「今後も除草剤は撒かないで下さい!また来ます!」と言い残し、
    大きなビニール袋いっぱいにハコベをつめて帰られました。
    除草剤を捲いてしまえば簡単ですが、サクランボの木を育んでいる土壌に
    決していいことではありません。
    安全で美味しいサクランボをお届けするために、今後も汗を流し草刈りに励みたいと思います。

  • ☆次に大切なのは剪定

    枝の一本一本に陽が当たるように、不要な枝を落とし樹を整えていきます。
    冬の雪の残る寒いころから始めます。
    剪定は一年を通して高い頻度で行う大事な作業です。
    怠ると結実したときの「手抜き」が露呈するため、気の抜けない作業です。

  • ☆大忙しのマメコバチ

    『自然体』に拘ったいるため、開花時期の受粉は全てマメコバチに託しています。
    手作業による受粉は行いません、マメコバチの働きによってその年の収穫量が変化してしまいます。
    当農園のマメコバチは働き者が揃っているらしく、毎年たくさんのサクランボを実らせてくれます。

  • ☆摘果作業

    マメコバチのお陰で結実した実を大きくて甘いものにするために、欠かすことが出来ない作業。
    青い実を落としていくと、木の周りはまるで小石を敷き詰めたようになります。
    可哀想ですが、甘くて美味しい実を作るのに大事な作業です。

  • ☆防鳥ネット・屋根のビニール張り

    赤く色づき始めた厳選された実を雨などから守るために欠かせない作業です。
    ビニールの屋根をかけている間、サクランボは水分補給ができません。
    サクランボも約一か月辛い日々を送りながら頑張って熟してくれます。

  • ☆美味しさの秘密

    ご購入頂いたお客様が口を揃えた様に仰って下さる言葉があります。
    「サクランボってこんなにおいしかった!?」
    「サクランボってこんなに大きかった!?」
    「こんなサクランボ初めて!!」
    大変有難いお言葉です。
    美味しさの秘密は『とにかく大きくて甘い、だけどほのかなサクランボ独特の酸味もある。』
    この絶妙なバランスがとれていることが美味しさの秘密と考えます。
    美味しいサクランボになろうとするサクランボに私たちはちょっとだけ手助けしているだけなんです。
    手をかけた分、サクランボが頑張ってくれるんですね、きっと。

  • ☆サクランボジャム(佐藤錦100%)

    丁寧に収穫しても、中には小さな傷がついてしまうサクランボがあります。
    注文頂いた商品としてお送りできないサクランボを無駄にしないために、
    無添加のジャムにしてみました。
    佐藤錦がとびきり甘いため、少量の砂糖とレモンを加えただけの
    生粋な佐藤錦100%の贅沢なジャムです。
    是非一度お試し下さい、ヨーグルトとの相性も抜群です!
    ※無添加のため、開封後は冷蔵庫で保管し一週間程度で
    食べきって頂くようにお願いします。