山形が生んだ宝石・佐藤錦明治のはじめに欧米から輸入した桜桃を全国20県に配布し栽培を試みましたが、 収穫期が日本特有の梅雨と重なる為、失敗続きで山形でだけ細々と試作されていました。
その後、山形県東根市の佐藤栄助氏がこの試作品の苗木を数本買い取り自分の畑に植え、「甘いが果肉が柔らかくて保存のきかない黄玉」と 「スッパイが果肉が硬くて日持ちのイイ、ナポレオン」を交配し、根気強い研究を重ねて、大正1年 『甘くて、日持ちもよくて、育てやすい』 新品種の育成に成功したのが生い立ちです。昭和3年佐藤栄助氏の名をとって『佐藤錦』と命名されました。
そして、今では「小さな恋人」さくらんぼとして多くの人たちから愛されるようになりました。